90年代に流行したタミヤの商品「ミニ四駆」の装飾用ステッカーを張り合わせて構成
しています。「ミニ四駆」は子ども、特に少年向けに作られた商品で、「速い、強い、
かっこいい」という少年的幻想が装飾用のステッカーにも具現化されています。
そのモチーフは虎や竜や炎など伝統的に日本画で扱われてきた畏怖のイメージと、
「SONIC」「MAGNUM」といった速さや強さを連想させる英単語が混在していて、
作家が少年時代を過ごした90年代前半の文化的背景が作品の中で再構成されています。
素材自体のサイズが限定されていることもあり、これまで小品の多い作家でしたが、
今回の個展ではコラージュの持つ彫刻にも似た立体感を残しながら、カッティングシー
トの切り貼り(カット&ペースト)による大判サイズのキャンバス作品に挑戦してい
ます。
<略歴>
1982年 奈良県生まれ。現在、大阪大学大学院理学研究科在籍。
2005年 「エプソンカラーイメージングアワード2005」東京国際フォーラム
/グラフィック部門プロスペクト賞受賞
2006年 「トーキョーワンダーウォール2006」東京都現代美術館
「GEISAI#10」東京ビッグサイト/スカウト審査員賞受賞
2007年 「ワンダーシード2007」トーキョーワンダーサイト渋谷
2007年 個展「クリティカルヒット」トーキョーワンダーサイト本郷
『FADER magazine』(USA)に掲載
"FADER 7"レコードシリーズ#4のジャケット装画を担当 |